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MF 吉武 剛選手(東京ヴェルディ1969)のパーソナルサポート リハビリ時の栄養管理
by LEOC
Jリーガーの食生活 リハビリ時の栄養管理
〜東京ヴェルディ1969 MF 吉武 剛選手〜
2007年5月、試合中に吉武選手がケガ(前十字靱帯損傷)をし、全治6ヶ月ということでしばらくの間ピッチから離れることに。当時の試合を観戦していたのですぐに奥様と連絡をとり、ケガからの早期復帰を目指して栄養管理を行うことになりました。受傷から1週間が経過したところで、長期間のリハビリ生活を前に吉武選手が「Jリーガーを夢見る子供達に、ケガをした時の生活の送り方や、ケガをしても挫折することなく、頑張る気持ちの大切さを伝えたいんです。」と話してくれました。
通常、トップアスリートのリハビリ生活を公開することは難しいのですが、所属クラブとご家族のご協力によって、普段は知ることのできないシーンを
可能な限りお伝えします。
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第1回目『食事への意識調査と日常生活のチェック』
吉武選手のライフスタイルを把握するため、シーズンを通じての食事内容と身体状況についてのパーソナルチェックを行いました。
・1日の食事量について(試合期、トレーニング期)
・普段の食生活で意識していること
・現在の体重、体脂肪量、ベストコンディション時の体重、体脂肪量について
・体のことで気になること、悩み
・飲用中のサプリメント、目的、量、タイミングについて
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これらの情報と吉武選手自身の食事に対する意識、希望を基に、リハビリ時の栄養プランを作成しました。サプリメントの摂取内容を確認すると、摂り過ぎている栄養素があったので、サプリメントの選び方についてアドバイスしました。入院を数日後に控えた吉武選手は「テレビで試合を見ていて、自分が試合に出ていないのに横断幕があったりすると、がんばろうって力が湧くんです。サポーターやファンの方からの応援メッセージも“感謝”という表現でいいのかわからないけど・・・つくづくそう思った。」と、話していました。
トップアスリートのベストパフォーマンスには「運動・栄養・睡眠」が基本の3本柱となりますが、長期戦となるリハビリ生活を乗り切るには「応援してくれる人への“感謝”食事を用意してくれる家族の“愛情”そこから湧き出す“安心”」が、
復帰へ焦る気持ちを支える柱になるということを再確認しました。
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第2回目『入院前の栄養管理と生活指導』
ケガによりピッチから離れ、時間に拘束されることが少なく活動の自由度が高くなると、生活リズムが崩れやすくなってしまいます。自宅療養中は常に時間を意識し、規則正しい生活を送ることを忘れないようにして欲しいと伝えました。吉武選手は『小学生の頃、夏休みや冬休みの前に1日の過ごし方について計画を立てさせられた記憶があるよね』と言いながら、頭の中でこれからの1日のサイクルを組み立てていたようです。
・運動量が減ることにより汗をかく機会が減るので、基礎代謝を下げないようにする為に、体を温めるなどして汗をかく工夫をすること
・腸は栄養素を吸収する大事な器官なので食物繊維をしっかりとって便秘にならないようにすること
・体脂肪量のコントロールの為に脂肪の摂取量に気をつけること
・ケガをした膝周りの太さを触って頭の中に記憶させ、筋肉量を戻すトレーニングの際の、復帰への目安にできるようにしておくこと
上記4点についても、アドバイスしました。
その後のブログをチェックすると、入院中でも毎日のサイクルがしっかり確立されていたようです。吉武選手からも生活報告が届き、
「サッカーをやっていて、何事も15分前行動は当たり前。これは体にしみついているから大丈夫!」と、安心させてくれるコメントをいただきました。
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第3回目『手術後の栄養管理と補食の選び方』
入院中は、年齢、性別、身長、体重を考慮した一般の方を対象に、治療を目的とした食事が提供されます。レオックでは、
全国各地における病院での治療食の提供の実績をもとに病院栄養士経験のあるスタッフが、奥様からいただいた入院中のメニュー表と食事の際の写真から栄養量を算出し、
ケガの状態とトップアスリートにとって必要な栄養素をコーディネートすることができます。
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入院期間中にトップアスリートが不足しがちな栄養素を補うことを目的として、奥様との「差し入れ大作戦」を決行することにしました!必要な栄養素と食材を紹介し、奥様に吉武選手が好む料理で差し入れをしてもらいました。入院中のストレスを考え、時には食べたい物のリクエストにも応えてあげてくださいね!と“息抜きの1日”も、アドバイスしました。
数日後、病院食と奥様の料理で毎日を過ごす吉武選手にお話を伺うと「不思議なことなんですけど、家から作ってきてくれた料理を食べると栄養をとってるなぁ・・・と感じるんですよね(笑)」と。
食事は食べるだけでは栄養にはなりません。食べたものが体にうまく吸収されるのは、食事を作ってくれた人への感謝、安心、
そして美味しいという喜びによって心が満たされるからこそパワーの源となるのです。笑顔で食事の話をしてくれる吉武選手が印象的でした。
◇岡田真寿美さん(奥様)ブログ◇
「Hi there!!」は こちらからご覧下さい
(2007.6 取材:植田・中司)
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