“最後の一口まで”おいしく
LEOC栄養士の
商品開発ストーリー
今回は、シニア業態の栄養管理部で活躍している高久さんにお話を伺いました!
入社5年目で高齢者施設向けの商品開発に携わった高久さん。
現場に対する想い、そして「おいしさ」へのこだわり——これらを武器に商品を生み出していく姿に、商品開発のリアルと魅力が詰まっています。
今回は、商品開発の背景や仕事の流れ、そして「栄養士が商品開発を行う」というキャリアに迫ります。
🎤 高久さんの入社してからの業務について教えてください✨
入社直後は、2つの高齢者施設で現場経験をしました。そこでは、厨房業務だけではなく、
フロアラウンドや施設独自の食育活動の
入居者の方と深くかかわる事が多かったです!一緒にバレーボールをすることもありました(笑)
入社3年目からは、現在の栄養管理部にキャリアアップし、
献立作成、クライアント対応、イベント食の提案など行っています!
🎤 商品開発はいつスタートしたか教えてください✨
入社5年目に現在の栄養管理部で商品開発に挑戦することになりました。
きっかけは、当時担当していた埼玉エリアの事業部長との何気ない会話でした。
「埼玉エリアをもっと盛り上げたいよね!」 そんな話をしている中で、
スイーツ作りが大好きな事業部長(栄養士)の一言がヒントになり、
“高齢者でも食べやすいスイーツを作れないか?” という新しい挑戦が動き出しました。
🎤 実際に商品開発から提供までの流れを教えてください✨
まずは、自分の担当している事業所で提供していくために、事業部長と試作を重ねました。
完成したものを当時担当していた事業所のホーム長会議で披露したところ、想像以上に好評をいただき、実際の提供にもつながりました。
その後、その評判は徐々に広がり、気づけば一つの事業所だけでなく、全国の事業所へと届けられるまでに成長していき、
今では10種類以上のラインナップまで広がっています!
ーそうなんですね!小さな想いから始まった取り組みが、LEOC全体へ広がる“商品”へと繋がっていったんですね!ー
🎤 商品開発を行う上で大切にしていることを教えてください✨
商品開発やシニア業態での食事提供において、私が何より大切にしているのが、「最後のワンスプーンまでおいしく」という想いです。
その原点は、現場で働いていた頃のある出来事でした。
私が作ったミキサー食が、その利用者様にとって最期の食事となってしまったのです。
「あの利用者さん、あのミキサー食はおいしかっただろうか……。」
「ミキサー食でも、もっとおいしく作れたのではないか……。」
そう思い返すたびに、胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになりました。
それから私は、“提供した食事が、その方にとって最後になるかもしれない”ということを常に心に留めるようになりました。
だからこそ、どんな方でも、どんな制限があっても、「最後のひと口まで“おいしい”」と感じてもらえるものを作りたい。
その想いが、今の私の食事提供や商品開発の姿勢の軸になっています。
🎤 それでは最後に、栄養士として現場経験が活きた瞬間を教えてください✨
現場でも再現性のあるメニューにするためには、調理工程を細かく考える必要があります。
その視点は、まさに現場での経験があったからこそ持てたものだと感じています。
また、シニアの方々に向けたメニューでは、「食べやすさ」や「どの食形態の方でもおいしく味わえること」がとても重要です。
現場時代に、さまざまな食形態や利用者さんの反応を見てきた経験が、今の商品開発にも大きく生きており、現場で積み重ねてきた知識と感覚が、今の仕事の土台になっています。
現場での経験や利用者さんの声、そして“ちょっとしたきっかけ”や“やってみたい”という想い。
そのすべてが商品開発につながり、お客様のもとへと商品が届けられるので、皆さんもぜひ、LEOCで挑戦してみてください✨
ー今回のお話で、高久さんの利用者さんを想う深い優しさと、委託給食会社だからこそできる商品開発の在り方について知ることができました。
高久さんの開発したものが、現場から生まれ、利用者さんに喜ばれ、全国へ広がっていった経緯はまさにその象徴となっていますー
※所属およびインタビュー内容は取材当時(2025年11月)のものです
企画/取材:新卒専門職採用部 川名槙・西川知広
インタビュー中の高久さん📷✨
貴重なお話ありがとうございました!
終始、和やかムードでした😚