実績・事例
病院の患者給食・職員食委託事例
平成27年 7月からLEOCに委託して3年目
「”栄養管理、食事サポートの対応も幅広く、かつ美味しい食事の
提供” そんな業者を探していました。」（栄養科 係長 山本様）
「職員レストランも併設しており、近隣にお店が少ないため、利用する職員も多くなっています。今では職員レストランは院内ですっかり定着しています。」
彩の国東大宮メディカルセンター様は昭和57年に東大宮病院として開設され、給食の変遷は、直営給食から委託へ、LEOCの前は院外からのセンター給食を提供していました。今回新築移転の際、厨房をつくり院内調理での食事提供を検討されました。
「新病院は、急性期病院でありますが、さいたま市ではじめての緩和ケア病棟もオープンとなりました。委託の選択条件として、急性期の食事対応のほかに、緩和ケアの食事も考慮した、”栄養管理、食事サポートの対応にも幅広く、かつ美味しく個別対応もできる” そんな業者を探していました。選定の際には、試食はもちろん実際にLEOCへ委託されている病院へ出掛け、現場の声である栄養士さんに話を聞いたりしました。そして検討の末、病院とLEOCの方向性が一致し、幅広く対応して頂けそうとの思いから、LEOCに決めました。」（山本様）
献立についてはLEOCが基本献立を立て、病院様の管理栄養士が確認して決めています。
「オープン当初は課題も多く定例会議を毎週開催していました。現在でも月2回の実施により、病院、LEOC双方からの提案で協議し、給食改善を行っています。
食事提供は、食種はもちろん、患者様ごとに分量や形態、禁止対応など、多岐にわたっています。また個人対応も受け入れての給食運営はとても煩雑化されています。
職員レストランは利用者も多いことから、メニューは日替わりで３種類を用意、さらに献立内容は電子カルテに掲載し、職員がどこからでも見られるようにしました。今では職員レストランはすっかり定着しています。」（山本様）
「今年7月のJCI認定※の取得ですね。当院は、日本で24番目に国際基準の安全性と医療の質を満たした病院と認められました。
全ては患者様の安全のために、栄養科でも厨房スタッフ全員が講習会に出席したり、さらに習得内容の確認テストを受けたり、また現場の業務改善もあり、大変でしたが協力して頂きました。病院食提供も、アレルギー対応、誤配膳、誤嚥防止など、安全管理は大変重要であります。LEOCの栄養士をはじめ、スタッフの方たちは、病院からの要望に対して”できません”といった返答はなく、”検討してみます”と実現に向けて、いつも前向きです。これからも病院と委託業者の線引きはせず、目指す方向をともにしたいと思っています。
患者様は、食べることは、元気になる、そして生きることに繋がる、と考えています。病院食という枠の中で、美味しく満足して食べて頂けるよう、今後も協力していきたいと考えています。」（山本様）
※JCIとは
アメリカの医療施設を対象とした第三者評価機関The Joint Commissionの国際部門として1994年に設立された非営利団体Joint Commission Internationalの略称です。
患者様の安全が担保され高品質な医療が提供されているか、継続的な改善活動が行われているかなどを評価する認定機構であり、世界で最も厳しい基準を持つとされています。
病床数337床（一般295床 緩和ケア22床）
がん診療に重点を置き、一方では住民の皆さまに安心してかかって頂ける「いざという時の救急医療」に力を入れ、28の診療科目を備えています。また「埼玉県指定がん診療指定病院」として認定をされ、高度な診療体制を整え、予防から治療まで総合的なサポートを行っています。
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